1. 「創作まるめがね」が注目する、新しいSNSの風:Blueskyってなんだろう?
こんにちは!「創作まるめがね」管理人のまるめがねです。
皆さん、最近SNSのトレンドに何か変化を感じていませんか? X(旧Twitter)の様々な仕様変更や、AI技術の急速な進化で、クリエイター界隈では「次にくるSNSはどこだろう?」と、ざわざわしていますよね。
そんな中、僕が今、一番注目しているのが**「Bluesky(ブルースカイ)」**です。
「ブルースカイ?何それ美味しいの?」と思った方もいるかもしれませんね(笑)。でも、実はこのBluesky、イラストレーターやクリエイターの皆さんにとって、すごく面白い可能性を秘めているんです。
今回は、そんなBlueskyの魅力について、いちユーザーの視点から、分かりやすく、そして「創作活動にどう活かせるか」という視点も交えながら、深掘りしていきたいと思います!
2. なぜ今、Blueskyがクリエイターに注目されるの?その理由を徹底解説!
「でも、新しいSNSってたくさんあるし、今から始めるメリットってあるの?」
そう思われた方もいるでしょう。分かります!僕も最初はそうでした。でも、Blueskyには、既存のSNSにはない、クリエイターにとって嬉しい特徴がいくつかあるんです。
2-1. シンプルだけど奥深い!Xユーザーなら馴染みやすい操作感
Blueskyを使ってみてまず感じるのは、そのシンプルさです。投稿の形式やタイムラインの表示など、X(旧Twitter)に慣れている方なら、ほとんど違和感なく使えるでしょう。
- 「投稿(Post)」: Xでいう「ツイート」のようなもの。テキストと画像を一緒に投稿できます。
- 「返信(Reply)」: 他の人の投稿にコメントする機能。
- 「リポスト(Repost)」: Xでいう「リツイート」。他の人の投稿を自分のタイムラインに表示します。
- 「いいね(Like)」: 共感を示したり、ブックマーク代わりに使ったり。
基本的な機能はXとほとんど同じなので、「新しいSNSは苦手…」という方でも、すぐに慣れるはずです。この手軽さが、まず第一歩を踏み出しやすいポイントだと感じました。
2-2. 広告が少ない!純粋な作品鑑賞・交流体験
Xを使っていると、タイムラインに流れてくる広告の多さにうんざりすること、ありませんか? 重要な情報を見逃してしまったり、集中を妨げられたり…僕もよく経験します。
でも、Blueskyは現時点(2025年6月)で、ほとんど広告が表示されません。これは、クリエイターにとっては本当に嬉しいポイントです!自分の作品を見てもらう時も、他の人の作品を見る時も、邪魔が入らない。純粋に作品と向き合える環境が、ここにはあります。
「広告がないってことは、どうやって収益化してるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。Blueskyはまだ発展途上のプラットフォームなので、今後の動向は注視する必要がありますが、現時点では「ユーザー体験の良さ」を重視していることが伺えます。
2-3. 「フィード」機能で、イラストだけを追うことも可能?!カスタマイズ性の高さが魅力
Blueskyの最大の特徴であり、クリエイターが特に注目すべき機能が**「カスタムフィード」**です。
これは何かというと、自分でタイムラインを自由にカスタマイズできる機能なんです!例えば、
- 「イラスト投稿だけを集めたフィード」
- 「特定のジャンルの作品だけを集めたフィード」
- 「好きな絵師さんの投稿だけを追うフィード」
なんてものが、自分で作れちゃうんです!
これは、まさに**「推しの作品を追いかけるのが楽になる」「自分の作品を届けたい人に効率よく見てもらえる」**夢のような機能だと思いませんか?
Xだと、絵師さんをフォローしても、日常のつぶやきや趣味の話題が混ざってきて、イラストを見つけるのが大変…なんてことがよくありますよね。でも、Blueskyなら、例えば「#イラスト」というタグが付いた投稿だけを表示するフィードを作れば、まさにイラスト専門のタイムラインが爆誕するわけです。
もちろん、自分で作るだけでなく、他の人が作った便利なカスタムフィードを利用することもできます。これは、まさに「見たいものだけを見る」「見せたいものをピンポイントで届けられる」という、次世代のSNSの形だと感じています。
2-4. いま注目の「分散型SNS」って何?データとアカウントの自由な管理
「Blueskyって、なんだか普通のSNSとは違うらしいけど、よくわからない…」
そう思われるかもしれません。Blueskyは、**「分散型SNS(Dezentralized SNS)」**という仕組みを採用しています。これは、ちょっと専門的な話になるので、ここでは簡単に説明しますね。
分散型SNSとは?
従来のSNS(XやFacebookなど)は、運営会社が管理する巨大なサーバーに、すべてのユーザーデータが集約されています。これを「中央集権型」と呼びます。運営会社がルールを決め、データもすべて管理しています。
一方、分散型SNSは、複数の独立したサーバー(「インスタンス」や「ATプロトコル」と呼ばれる)がネットワークを形成し、それぞれがデータを管理しています。ユーザーは、そのうちの好きなサーバーを選んで参加します。
この分散型という仕組みが、クリエイターにとってどんなメリットがあるのかというと、
- アカウントの自由: もしBlueskyの運営方針が変わって「これはちょっと…」と感じても、自分のアカウントやデータを他の互換性のあるサービスに移行できる可能性を秘めています。これは、SNSのルール変更に振り回されることなく、自分のデジタル資産を守れるという点で、とても重要です。
- 検閲への耐性: 特定の運営会社にデータが集中しないため、不当な検閲やアカウント凍結のリスクが低いと言われています。もちろん、最低限のルールは必要ですが、表現の自由が守られやすい環境になるかもしれません。
- 多様なコミュニティ: 自由にサーバーが作れるということは、共通の趣味やテーマを持った人たちが集まる、小さなコミュニティがたくさん生まれる可能性があります。イラストレーター同士で特定のジャンルに特化したサーバーを作る、なんてことも将来的には夢ではありません。
今はまだ具体的な恩恵を感じにくい部分もあるかもしれませんが、これは**「自分たちのインターネットを自分たちでコントロールする」**という、未来志向の考え方に基づいています。AIの学習データ問題など、既存のSNSが抱える課題を解決する糸口になるかもしれません。
3. Blueskyを始めるには?初心者向け登録ガイド
「なるほど、Bluesky面白そう!やってみたい!」
そう思っていただけたら嬉しいです!ここでは、Blueskyの始め方を簡単に解説しますね。
3-1. かつての「招待コード制」から「誰でも登録可能」へ
Blueskyは以前、「招待コード」がないと登録できない、少し敷居の高いSNSでした。まるで秘密クラブみたいで、それがまた特別感もありましたね(笑)。
しかし、2024年2月6日からは、誰でも自由に登録できるようになりました! これは、ユーザー数を増やし、より多くの人にBlueskyを体験してもらいたいという運営の意図の表れでしょう。
3-2. 登録は超簡単!数分で完了
登録方法は、スマートフォンアプリ(iOS/Android対応)またはWebブラウザから行えます。
- Blueskyアプリをダウンロード、または公式サイトにアクセス。
- 「新しいアカウントを作成」をタップ。
- メールアドレス、パスワード、生年月日を入力。
- ユーザー名(@〇〇.bsky.social)を設定。 これはXのIDのようなものです。後から変更も可能です。
- 興味のあるトピックやフォローしたいアカウントをいくつか選択。
- これで登録完了!
どうですか?とっても簡単ですよね!あっという間にあなたのBlueskyアカウントが誕生します。
4. イラストを投稿してみよう!Blueskyでの作品公開のコツ
アカウントが作成できたら、早速あなたの素敵なイラストを投稿してみましょう!
4-1. 画像投稿はシンプル操作!複数枚もOK
投稿画面は非常に直感的です。
- 右下の「+」アイコンをタップ(PCの場合は画面上部)。
- テキスト入力欄に、作品のタイトルや説明、ハッシュタグなどを入力。
- 「画像を添付」アイコン(山と太陽のマーク)をタップし、投稿したい画像を選択。 複数枚選択することも可能です。
- 必要であれば、画像のAltテキスト(代替テキスト)を設定。 これを設定することで、視覚に障がいのある方にも画像の内容を伝えることができます。SEO的な観点からもおすすめです。
- 「投稿」ボタンをタップ。
これであなたのイラストがBlueskyに公開されます!簡単ですよね!
4-2. イラスト投稿で気をつけたい「ハッシュタグ」と「Altテキスト」
せっかく投稿するなら、より多くの人に見てもらいたいですよね。そこで重要になるのが、以下の2点です。
ハッシュタグ(#〇〇)を活用する
Xと同様に、Blueskyでもハッシュタグは投稿を見つけてもらうための重要なツールです。
- ジャンルを表すハッシュタグ: #イラスト、#アナログイラスト、#デジタルイラスト、#ファンアート など
- テーマを表すハッシュタグ: #オリジナルキャラクター、#風景画、#動物イラスト など
- 使用ツールを表すハッシュタグ: #procreate、#clipstudiopaint、#Photoshop など
関連性の高いハッシュタグを複数つけることで、カスタムフィードに表示されやすくなったり、検索からの流入が増える可能性があります。
Altテキスト(代替テキスト)を必ず設定する
これは、Xでも設定できる機能ですが、見落としがちなので、ぜひ活用してください。
Altテキストは、画像が表示されない環境(通信状況が悪い、視覚補助ツールを使用しているなど)でも、画像の内容をテキストで説明するものです。
- 設定方法: 画像を添付した後、画像のサムネイルをタップすると、「代替テキストを追加」という項目が表示されます。
- 具体的に書く: 「青い空の下で少女が本を読んでいるイラストです。」のように、誰が見てもその画像がどんな内容なのかがわかるように具体的に記述しましょう。
これは、インクルーシブなSNS体験を提供するだけでなく、将来的にAIが画像を認識する際にも役立つ可能性があります。また、カスタムフィードの中には、Altテキストを解析して関連性の高い画像を抽出するものも出てくるかもしれません。
5. Blueskyの「良い面」と「難しい面」を正直にお伝えします
どのSNSにも、良い面と難しい面があります。Blueskyも例外ではありません。いちユーザーとして感じていることを、正直にお伝えしますね。
5-1. 【良い面】クリエイターにとって理想的な環境になる可能性
- 作品が埋もれにくい: カスタムフィードの存在は、本当に大きいです。自分の作品を興味ある層にピンポイントで届けられる可能性が高いですし、見てもらう側も純粋に作品を楽しめます。
- 広告が少ない: 集中して作品を見たり、交流したりできるのは、クリエイターにとって非常に快適です。
- シンプルな操作性: Xからの移行組にとっては、学習コストが低いのは魅力的です。
- 将来性への期待: 分散型という特性上、今後さらにクリエイターに寄り添った機能や収益化の仕組みが生まれる可能性を秘めています。例えば、投げ銭機能や、NFTとの連携など、夢は膨らみますね。
5-2. 【難しい面】まだ発展途上だからこその課題
- ユーザー数がまだ少ない: XやInstagramに比べると、まだまだユーザー数は少ないです。そのため、いきなり爆発的なフォロワー数や閲覧数を期待するのは難しいかもしれません。
- 日本語ユーザーが少ない?: 全体的に見ても、海外ユーザーが多い印象です。日本語での情報交換や交流が、Xほど活発ではないと感じることもあります。
- 機能が限定的: Xにあるような、リスト機能やコミュニティ機能など、まだ実装されていない機能もあります。今後のアップデートに期待、という段階です。
- 情報が少ない: 困った時に調べようとしても、Blueskyに関する日本語の情報が少ないと感じることがあります。これは、ユーザーが増えれば解消されていくでしょう。
- AIとの関係: 注目される分散型SNSですが、Bluesky自体がAI学習への対応を明確に表明しているわけではありません。今後の動向は注視が必要です。現時点では、投稿内容がAIに利用される可能性はゼロではないため、ご自身の作品の取り扱いについては十分ご検討ください。
これらの課題は、Blueskyがまだ発展途上のSNSであることの裏返しでもあります。しかし、見方を変えれば、今から参加することで、その成長過程を共に歩み、自分の意見が反映されるチャンスがあるとも言えます。
6. Blueskyを創作活動にどう活かす?未来を見据えた使い方
では、具体的にBlueskyをあなたの創作活動にどう活かしていけば良いでしょうか?
6-1. まずは「発信の場」として使ってみる
最初は、あまり難しく考えずに、**「自分のイラストを発信する新しい場所」**として使ってみるのがおすすめです。
- Xに投稿する感覚で、気軽にイラストを投稿してみる。
- Altテキストやハッシュタグを意識して、丁寧な投稿を心がける。
- 他のクリエイターさんの作品を見て、いいねやリポストで交流してみる。
こうした小さな積み重ねが、Blueskyでのあなたの居場所を作っていく第一歩になります。
6-2. カスタムフィードを「発見の場」として活用する
自分がイラストを投稿するだけでなく、他のクリエイターさんの作品を見つける「発見の場」としても、カスタムフィードは非常に強力です。
- 「#イラスト」などのフィードをフォローしてみる。
- 「おすすめの絵師さんフィード」を探してみる。
- 自分が好きなジャンルのフィードがあれば、積極的に覗いてみる。
これにより、Xでは出会えなかったような素敵な作品やクリエイターさんと巡り合えるかもしれません。新しい刺激は、創作意欲を掻き立ててくれますよね!
6-3. AI時代における「ポートフォリオ」としての可能性も?
AIによる画像生成技術が進化する中で、自分のオリジナル作品の価値や著作権の所在は、ますます重要になってきています。
Blueskyのような分散型SNSは、将来的には「自分の作品が誰に、どのように利用されたか」を、より明確に管理できる仕組みが生まれるかもしれません。そうなれば、Blueskyは単なるSNSとしてだけでなく、あなたの**「デジタルポートフォリオ」**として、作品の価値を証明し、守るための重要なプラットフォームになる可能性も秘めているのです。
現時点ではまだ明確な機能はありませんが、この「自由なデータ管理」という分散型の思想は、クリエイターにとって非常に大きな意味を持つと僕は考えています。
7. まとめ:Blueskyは「これからの創作SNS」の兆し
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、新しいSNS「Bluesky」について、いちユーザーの視点から、その特徴やクリエイターが注目すべきポイント、そして始める際の注意点までを解説しました。
Blueskyはまだ発展途上のSNSであり、XやInstagramのような巨大プラットフォームと比べると、ユーザー数や機能面では劣る部分もあります。
しかし、広告の少なさ、カスタムフィードによる高いカスタマイズ性、そして分散型SNSという未来を見据えた設計は、イラストレーターをはじめとするクリエイターにとって、非常に魅力的な可能性を秘めていると僕は感じています。
特に、「作品が埋もれにくい環境で、純粋な作品鑑賞と交流を楽しみたい」「既存のSNSの仕組みに疲れてきた」という方には、ぜひ一度Blueskyを体験してみてほしいです。
コメント